伊藤ゼミと伊藤個人の2023年度の活動報告になります。
■伊藤ゼミの学会活動、対外活動、学内活動
今年度は、伊藤ゼミ発足して以来5年目をとなり、3年生8人、4年生10人で活動を行いました(休学・退学者は除く)。
卒業する同期全員が対外発表した初めての代になります。対外発表において、学生が賞を受賞したのも初めてになります。対外発表件数は11人による28件になりました。そのうち、オンラインが1件、江別での発表が10件で、残り17件は関東での発表になりました。毎年同じことを言っていますが、「お金かかるなぁ」という印象です。とはいえ、学生たちは発表経験を積むたびに目に見えて力をつけています。この活動を継続するためにも研究予算が必要になります。引き続き企業の皆様との共同研究を募集しています。
卒研発表会でも無事8件の発表を行うことができ、うち1件で優秀賞を受賞、3件で奨励賞を受賞いたしました。今年度も学生たちの頑張りに支えられた1年間だったと感じています。
- 2024年3月16日‐17日、情報処理学会第86回全国大会で4件の登壇発表(詳細はこちら)
- 1件で学生奨励賞受賞
- 2024年3月6日、情報処理学会インタラクション2024で3件のインタラクティブ発表(詳細はこちら)
- 2024年1月30日、情報メディア学科 合同卒業研究発表会で8件の発表(詳細はこちら)
- 1件で優秀賞を受賞、3件で奨励賞を受賞(詳細はこちら)
- 2024年1月6日‐7日、2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション審査会@オンラインで1件のポスター発表(詳細はこちら)
- 2023年9月11日-12日、第14回情報可視化研究室合同合宿@法政大学小金井キャンパスで10件のポスター発表(詳細はこちら)
- 2023年8月7日、明治大学中村研・北海道情報大学湯村研・伊藤研合同発表会@道情報大において、10件のポスター発表(詳細はこちら)
- 2023年7月18日、25日、2023年度情報メディア学科卒業研究企画発表会にて9人が発表
今年度の4年生は、学生によるゼミ説明会でゼミを第1志望にした人がたくさん入ってきた最初の代になります。今では彼らが中心となってゼミ説明会を行い、ゼミへの配属希望者がものすごい人数になっています(ゼミ説明会の様子)。
来年度はついに伊藤ゼミから修士の進学者が出ます。4月には国際会議での発表も行ってもらいます。今後も一人でも多くの進学者が生まれるような環境づくりを心がけていきたいです。
■伊藤個人の活動
-学会運営などに関する活動:
今年度は、小樽で開催された可視化情報シンポジウム2023で実行委員として関わった以外は、以下、毎年引き受けている仕事の継続でした。
- 日本学術会議・総合工学委員会科学的知見の創出に資する可視化分科会・社会に資する可視化の小委員会の幹事
- 情報処理学会・論文誌データベース(TOD)の編集委員
- Journal of Visualizationという英語論文誌の編集委員
- インタラクション2023のプログラム委員
- Pacific Visualization2023のVisualization Notesのプログラム委員
来年度は4月に東京で開催されるIEEE PacificVis2024の運営(Poster co-chairs)と9月に北海道情報大学で開催されるEC2024の実行委員でまた忙しくなります。
-学内用務:
学内用務としては、今年度は学会の仕事は免除させていただきました(昨年度があまりにもきつすぎたため)。大学院の方は、入試委員の1年目でした。
-獲得予算:
獲得予算については、栢森情報科学振興財団の研究助成金を獲得することができました。それ以外は、昨年までの継続になります。来年度も続き同じ状態ですが、冒頭で述べたように学生をたくさん出張させるようになり、新たな財源の必要性を感じています。企業様からの共同研究のお話とかありましたら歓迎いたしますのでよろしくお願いいたします(詳細はこちら)。
今年度も、自分の筆頭著者の論文は出すことはできなかったですが、学生に活躍の場を作ることはできたと思っています。また、自分の発表としては、NL研で招待講演を行いました(詳細はこちら)。昨年度完全に研究が止まったのですが、今年度はいろいろと研究を再開することができた感じはあります。来年度はきちんと学会での発表までもっていきたいところです。
以上、2024年度も引き続きお世話になります。よろしくお願いいたします。