2017/04/22

PacificVis2017 全体的なまとめ

4月18日から21日までソウルで行われたPacificVis2017本会議の簡単なまとめ(というか忘備録)をつらつらと書いていきます。まずは全体的なまとめから。


統計情報


  • 参加者数は19か国から133人
    • 韓国から45人を筆頭に、アメリカ25人、中国22人、日本14人
    • ホスト国が頑張ってくれたおかげで盛り上がりました。多くはないけど会議としてはネットワーキングがしやすいサイズだと思います。
国別参加者数
  • フルペーパーの採択率は29%(29本採択/99本投稿)
    • ほぼ例年通りで一定の質を維持ています。徐々に難しくなっているかも。
この10年の投稿数と採択数および採択率の変化

  • Vis notes(いわゆるショートペーパー)の採択率は42%(14本採択/33本投稿)
    • 今年からPCメンバーに加わりました(何年くらいなのかな?一年限り?)が、思ったより難しい印象。

セッション構成


去年までと大きく変わったのは、Vis notesセッションがなくなって、通常のセッションの中にフルペーパーとショートペーパー(vis notes)の発表が混じったことです。よその会議は大体この形式ですし、私もこれでよいと思っています。
  • ショート発表だけのセッションだと結構テンションが下がるのだが、それを防げる。
  • テーマごとにまとめやすい。
  • シングルセッションにして全部聞きたい(去年まではvis notesセッションだけパラレルにしていた)
全体としてはネットワーク系が多く、SciVis系の話がかなり減ったというセッション構成の印象です。没入型やVRに絞ったセッションは初めてできた気がします。

ベストペーパー


今回はソッキ・ホンさんが2つ受賞してたり、全体的に存在感を見せてつけていました(彼女はもともと韓国出身なので気合いを入れていた可能性も)。

来年の開催地


来年は日本開催です。場所は関西で、京都・奈良・神戸のどこかになります。会場でのアンケートではどこも甲乙つけがたい感じでした。フルペーパーの投稿締め切りはおそらく9月中。会議は4月になると思います(立ち話を聞いていた感じでは)。
前回の日本開催(横浜)のときはVisNotesの座長くらいしかお手伝いできなかったので、次はもう少しお役に立てればと思っております。みなさんもどしどし投稿、参加して盛り上げましょう。