参加者数は600強ということで、もはや大学でやる規模ではないのですが、宮下先生はインタラクションをやりたくてビルの設計からかかわったとか。この熱意と行動力にはいつも本当に頭が下がります。
採択率は43%(12/28)ということでWISSと同じくらいなのですね(もと難しいかと思っていました)。
以前、WISSのパネルセッションで聞いたところでは、日本のインタフェース系研究の黎明期に、UISTの日本版としてWISS、CHIの日本版としてインタラクションを始めたと聞きました。実際、インタラクションに採択される論文は評価実験をかなりしっかりとやったものが多いです(WISSの場合は評価実験がなくて落とされるということはない)。
特に印象の残った発表とデモを何本か紹介:
ベストペーパーの1本である「モバイルカメラを用いたデバイス間アドホックアプリケーション共有」は、タブレットとかでデスクトップの画面を撮影するだけでアプリケーション共有を開始できるという仕組みの提案。とてもシンプルなアイデアで、応用性・発展性も高い研究でした。
プレゼンテーションそのものをシステムのデモとしてやっていて、インタフェース系の研究は可能な限りこうあるべきですね(私も発表全部デモというのをやったことがあります。かなり準備が大変でしたが、相当インパクトがあったらしい。)。
デモでは的場先生の「流動床インターフェース」のインパクトが絶大でした。またトレたま大賞とっちゃうのでは?下の写真では、砂の上の舟が本当にぷかぷか浮いております。強烈。
それにしても中野は歩き回ってみると怪しさにあふれた魅力的な街でした。