この1年でそこそこの回数のオンライン開催でのポスター発表セッションに参加しました。昨日今日も第10回スポーツデータ解析コンペティション審査会で、伊藤ゼミ3年生から2チームのポスター発表がありました。今回はその感想です。
オンラインのポスター発表フォーマットは、やっぱり難しいですねぇ。どこのチームも登壇発表みたいになりがちです。伊藤ゼミでは1回5分以内と言っていたのですが、よそは10分以上かけていて、それだと質疑もいれると時間内にポスター5、6件くらいしか見られないのですよね。全部で25件~30件なので全然見れないということになります。ある程度フォーマットとしてあらかじめ注意してもよいのかもしれません。
ZOOMのブレイクアウトルームだと、入るか入らないかの選択しかできないのが、ポスターセッションとしてはやっぱりちょっとやりにくいですね。どの学会でもこのスタイルなので、これはもう仕方がないのかもしれませんが。なんかやっぱり話の途中で退室はやりずらい。あと、複数人であれこれ質問するのもなんとなくやりずらい。
SpatialChatみたいので、遠くから眺めて、聞きたいところにススっと近づいて、適当なところでススっと遠ざかれるとよいですよね。なんとなく全体を眺めることができるともう少しポスター発表ぽくなるのでしょう。この間WISSのナイトセッションで使ったbinauralというSpatialChatぽいシステムがすごく良かったもので特にそんな感想を持ちました。
対面の時と同じようなポスターを提出させてそれを見せながら話すスタイルは、スライドで話すよりもよいと思いました。ある程度は情報が圧縮されているはずです。ただ、小さい字でみっちり詰め込んできたポスターが多くて、そこがきつかったです。実際のポスターだったらそんなことしなかったはず。
あと、ZOOMのブレイクアウトルームだと、教員の立ち位置が難しい。出来れば遠巻きに眺めていたいのですが、いるかいないかの選択しかできないのが、ちょっとやりにくいですね。ちょっと離れたところで挨拶とか雑談とかもできないし。
などいろいろ書きましたが、全体としては素晴らしい審査会だったと思います。運営の方々お疲れさまでした。
もうね、来年は普通に対面でできる状況になってほしい。切に。でも、もう1年か2年はこの状況が続くのでしょう。今まで、オンラインのポスター発表セッションがとてもうまくいったという事例には出会ったことはないです。結局どこも同じような問題に行きついている気がします。ここにあまり労力を割くのはバカバカしいというのは結論としてあると思います。まあ、でも、機会があったらもう少し、状況を整理してみたいです。