伊藤ゼミと伊藤個人の2022年度の活動報告になります。
■伊藤ゼミの学会活動、対外活動、学内活動
今年度は、伊藤ゼミ発足して以来4年目をとなり、3年生9人、4年生9人で活動を行いました(休学・退学者は除く)。
ゼミ活動は対面で行えるようになり、外で発表するためにゼミ生と出張をするということをゼミ発足以来初めて行うことができました。改めて「お金かかるなぁ」という印象です。そんなわけで企業の皆様との共同研究を募集しています。
卒研発表会でも無事8件の発表を行うことができ、うち1件で優秀賞を受賞、2件で奨励賞を受賞いたしました。今年度も学生たちの頑張りに支えられた1年間だったと感じています。
- 2023年3月9日、情報処理学会インタラクション2023で3件のインタラクティブ発表(詳細はこちら)
- 2023年3月4日、情報処理学会第85回全国大会で2件の登壇発表(詳細はこちら)
- 2023年1月31日、情報メディア学科 合同卒業研究発表会で8件の発表(詳細はこちら)
- 1件で優秀賞を受賞、2件で奨励賞を受賞(詳細はこちら)
- 2023年1月7日-8日、2022年度スポーツデータサイエンスコンペティション審査会@オンラインで1件のポスター発表(詳細はこちら)
- 2022年9月24日‐25日、第13回情報可視化合同合宿@東工大で4件のポスター発表(詳細はこちら)
- 2022年7月19日、26日、情報メディア学科 卒業研究企画発表会@対面での8人の発表
■伊藤個人の活動
2022年の4月1日に教授になりました。それとは関係なく忙しすぎた1年でした。
-学会運営などに関する活動:
2022年4月11日から14日まで開催された可視化に関する3大国際会議のひとつ IEEE Pacific Visualization 2022 で運営委員をしました。当初、筑波で開催予定でしたが、ぎりぎりまで対面かハイブリッドかオンラインかで話し合いが続き、結局、完全オンラインでの開催となりました。伊藤はオンラインシステムの運営を担当しました。そのころ後述する教務委員業務のスタートアッププログラムの準備と新年度講義開始準備と並行して膨大な量の作業していたため、忙しすぎて何がどうだったのかあまり記憶に残っていませんし記録にも残していません。結構大きなトラブルがあって、運営委員で力を合わせて乗り越えたので楽しかったのは覚えています。
2022年9月13日から16日まで東工大で開催された、グラフ描画とネットワーク可視化に関する国際会議GD2022で運営委員をしました。こちらはハイブリッド開催でのハイブリッドシステムの担当をしました(詳細はこちら)。実際に海外からいらした方は多くはなかったですが、久しぶりに対面での国際会議体験でした。
これで、昨年度の第49回可視化情報シンポジウム(幹事)、第5回ビジュアリゼーションワークショップ(実行委員長)、今年度のIEEE Pacific Visualization 2022(国際会議・オンライン担当)、GD2022(国際会議・ローカル(オンライン)担当)と約1年半で4つ続いた学会会議運営の仕事はひとまず収束です。
その他は以下になります。
- 日本学術会議・総合工学委員会科学的知見の創出に資する可視化分科会・社会に資する可視化の小委員会の幹事
- 情報処理学会・論文誌データベース(TOD)の編集委員
- Journal of Visualizationという英語論文誌の編集委員
- インタラクション2022のプログラム委員
- Pacific Visualization2022のVisualization Notesのプログラム委員
来年度は8月に小樽で開催される第51回可視化情報シンポジウムの実行委員に名を連ねています。
-学内用務:
学内用務としては、教務委員の任期2年目を終えました。2年目は主担当で通常の作業もかなり膨大になりました。それに加えて、情報メディア学科では23年度からゼミ教員とクラス担任を分けずに全員で両方を担当する方法に代えるので、その為の各種準備作業に時間を使いました。また、カリキュラム改変が前倒しで24年度に行われることになり、そのための準備作業を行いました。さらに現在のコースのあり方を見直すことになりその設計のとりまとめを行いました。基本的には他の教務委員と3人で担当したのですが、2年目ということもあり中心にならざるを得なかったこともあり、とにかく忙しかったとしか言いようがありません。他の先生からは一番大変な時期に担当していると言われましたが、本当に毎日のように学科長や他の教務委員と話し合いをし続けていた気がします。あと、なぜかは知らないですが入学前教育回りもいろいろと担当することになってしまいました。
大学院の方でも教務学生委員の任期2年目を終えました。2年目は教務学生委員長を拝命してしまいました。事前審査の発表会を今年度一杯で廃止するなどある程度の改革は出来ました。やはり一番の課題は進学者が少ないという点で、そこについては手付かずです。是非多くの学生に進学してほしいと望んでいます。外部からの進学も大歓迎です。
-獲得予算:
獲得予算については、継続のみで新たなものは始まっていません。来年度も引き続き同じ状態ですが、冒頭で述べたように学生をたくさん出張させるようになり、機材を買う予算の余裕がなくなり、新たな財源の必要性を感じています。企業様からの共同研究のお話とかありましたら歓迎いたしますのでよろしくお願いいたします(詳細はこちら)。
今年度はあまりに忙しかったため、自分が筆頭著者の論文が約20年ぶりに途切れてしまいました。来年度は自分の研究も再開させる意気込みであります。
以上、2023年度も引き続きお世話になります。よろしくお願いいたします。