2018/04/27

PacificVis2018ざっくりとしたまとめ

既に書いているが、4月10日~13日に神戸大学の先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホールで開催されたPacificVis2018に参加した。


以下、統計等、会議に関してざっくりとした情報共有。

PacificVAST2018:

初日は同時開催のワークショップであるPacificVAST2018で、6回目の開催になる。

今までは招待講演だけで構成されいたが、今年から一般投稿を募集するようになった。採択論文はElsevierからジャーナル(Journal of Visual Informatics)と出版される。投稿から採録、出版の期間が短いのでジャーナルが必要な博士の学生さんには良いチャンスだと思う。

採択率は37.5%(9/24)となっているが、これはおそらく今後どんどん厳しくなっていくだろう。内訳は、米国:3件、中国:2件、日本:2件、ドイツ:1件、韓国:1件となっていた。

PacificVis2018:

今年で11回目、日本では3回目の開催。

発表件数の概要は以下の通り:
  • キーノート:3件
  • フルペーパー:23件(4件がTVCGに採録)
  • TVCGから1件
  • Notes(ショートペーパー):10件
  • ポスター:30件
  • コンテスト:9件
将来的には全部TVCG(IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics)に掲載されることを目指していると聞いたことがあるが、まだまだかかりそう。

オープニング時の参加者数は、以下のようになっていて、中国からの参加者数が多い。これは、前々日にChina-Japan Joint Visualization Workshopというのを開催していた影響が大きい。
クロージング時に最終的な参加者数が179人と発表があった。内訳は以下のように変化。4月開催だと日本の研究者は事前登録が難しく、オンサイトでの登録が増えたようだ。韓国からの参加者が物凄く増えたのも、似たような事情か?

採択率は以下の通り:
  • フルペーパー:26.7%(23/86)
  • Notes:35.7%(10/28)
  • ポスター:83.3%(30/36)
来年のPacificVis2019はタイのバンコクでの開催。時期は4月22日~26日あたり(未確定)。